こんにちは!食育栄養コンサルタントのたまごごはんです。今日は、登校拒否のお子さんと親子で楽しむ「食育」の大切さについてお話ししたいと思います。登校拒否に悩む親御さんへ向けて、食事を通じて心と体のサポートができる方法をご紹介します。
私の息子サンボも最近、夕食作りを手伝いたがるようになりました。今までは「食事を作るのは大人の仕事」と思っていた私ですが、サンボが手伝うことで、食事の準備が楽しく、さらに親子の絆が深まったことを実感しています。そんなサンボの成長を通して、今回は「食べる楽しさ」と「食育」の重要性についてお伝えします。
親子のふれあいと食育の大切さ
登校拒否のお子さんを持つ親御さんにとって、毎日の生活の中でどのように心のケアをしていくかは大きな課題だと思います。学校に行けないことで、子どもは自信を失ったり、社会とのつながりが薄れたりすることがあります。でも、家の中でできることはたくさんあります。その一つが、親子で一緒に食事を作ることです。
私もサンボと一緒に料理をしていると、普段は気づかない小さな成長を見つけることができ、とても嬉しく感じます。特に、サンボは手伝いながら「これ、美味しくできるかな?」とワクワクしながら食材を扱う様子が微笑ましいです。そんなふれあいを通じて、食事が楽しい時間になり、食べることへの意識が変わっていきます。
子どもも楽しめる簡単なレシピ
サンボが手伝うときには、子どもでも簡単にできる料理を選ぶようにしています。特に「包丁を使って切る」「材料を混ぜる」「盛りつけを手伝う」など、手先を使うことがサンボにとっては楽しいようです。以下は、小学2年生でもできる簡単なレシピをいくつかご紹介します。
1. きゅうりの乱切りサラダ
サンボはきゅうりが苦手でしたが、一緒に作ることで食べる楽しさを感じるようになりました。簡単なサラダのレシピとして、きゅうりを乱切りにする工程をサンボにお願いしています。
材料(2人分)
• きゅうり:2本
• トマト:1個
• ツナ缶:1缶
• ごま油:大さじ1
• 醤油:小さじ1
• 塩:少々
• 黒こしょう:少々
作り方
1. きゅうりは乱切りにし、軽く塩を振って水分を出します。
2. トマトを一口大に切ります。
3. ボウルにきゅうり、トマト、ツナを入れて軽く混ぜます。
4. ごま油、醤油、黒こしょうで味を調えます。
サンボは「乱切り」ってこうやってやるんだよと教えると、一生懸命にきゅうりを切ってくれます。最初はうまくいかないこともありますが、少しずつコツを掴んで楽しみながら作っています。
2. 卵と野菜の簡単炒め
もう一つ簡単で栄養満点なレシピとして、卵と野菜を使った炒め物をご紹介します。これもサンボが手伝ってくれるレシピです。
材料(2人分)
• 卵:2個
• 人参:1/2本
• ピーマン:1個
• 玉ねぎ:1/4個
• ごま油:大さじ1
• 塩、こしょう:少々
作り方
1. 野菜を薄切りにします。
2. フライパンにごま油を熱し、野菜を炒めます。
3. 野菜がしんなりしたら、溶いた卵を加えて炒め、塩こしょうで味を調えます。
サンボは卵を割るのが好きで、いつも上手に割ってくれます。栄養価の高い卵と野菜を組み合わせたこの料理は、簡単にできるだけでなく、ビタミンやミネラル、たんぱく質をしっかり摂取できるので、子どもの心身の成長にも役立ちます。
苦手な食材も一緒に調理!
食育で大切なのは、子どもが「食べること」を楽しむこと。サンボには、苦手な食材をあえて一緒に調理させるようにしています。例えば、サンボはきゅうりがあまり好きではなかったのですが、一緒に切ったり、味付けを手伝ったりすることで、「これ、美味しい!」と言って食べてくれるようになりました。
なぜ苦手な食材を調理させるのか?
苦手な食材を目の前で見て触れることで、食べることへの抵抗感が減少します。食事は単に栄養を摂取するためだけではなく、五感を使って楽しむ時間です。親子で一緒に料理することが、食べ物に対する興味や好奇心を引き出し、食べることが楽しい体験になるのです。
栄養面でもサポートを!
食事作りを通じて栄養の重要性を子どもにも伝えられます。たとえば、サンボには「これを食べると元気が出るよ!」と食材の栄養を説明しながら一緒に料理しています。例えば、きゅうりは水分補給に、卵は体の成長に必要なタンパク質を含んでいることなどを話しています。

食育が心の成長に繋がる
食事作りを通じて親子でコミュニケーションをとることが、登校拒否や心の不安を抱えているお子さんにとって、安心感や安定感を与える一歩となります。食事を作りながら、「一緒にやる楽しさ」を知ることが、学校へ行くための力にも繋がります。

この記事では、登校拒否のお子さんをお持ちの親御さんに向けて、親子で楽しく食育を進める方法と簡単なレシピを紹介しました。食事作りが親子の絆を深めるとともに、子どもの心身の健康を支えるための第一歩となります。少しずつ、楽しく一緒に食べ物を作ることで、子どもが食事に対する前向きな気持ちを育てることができるのです。
ぜひ、できることを少しずつ始めてみてくださいね。
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たまごごはん
食育栄養コンサルタント/デジタル業界20年
小学2年生の息子を育てる母。自身も小学1年生で登校拒否を経験し、息子も年長から登園拒否に。試行錯誤の末、「栄養が心と体に与える影響」に着目し、改善を実感。2025年に食育栄養コンサルタント資格を取得し、成長期の子どもに必要な栄養を学ぶ。
現在は、登校拒否に悩む親御さんへ向けて、栄養と食育の視点から解決策を発信中。