こんにちは、食育栄養コンサルタントのたまごごはんです。
最近、糖質制限ダイエットが話題になる中で、「糖質=悪いもの」というイメージを持つ方が増えています。健康意識が高いのは素晴らしいことですが、親が糖質を避けることで、つい子どもにも炭水化物を与えなくなっているケースが見受けられます。実は、これが子どもの健康や成長に大きな影響を与える可能性があるのをご存知でしょうか?
今回は、糖質が子どもの成長にどれほど重要なのか、そして親が気をつけたいポイントについてお伝えします。
糖質は悪者ではなく、成長に欠かせない栄養素
糖質は私たちの体にとって、特に子どもの脳にとって重要なエネルギー源です。脳は身体全体の中でも非常に多くのエネルギーを必要とし、そのエネルギーの大部分は糖質から作られます。例えば、小学校での授業や友達とのコミュニケーション、運動など、すべての活動にエネルギーが必要です。
しかし、親が糖質制限をしていると、ご飯やパン、麺類といった炭水化物を家庭で準備する頻度が減り、子どもが自然と糖質を摂取できない食生活になりがちです。
糖質不足が引き起こす子どもへの影響
糖質不足が子どもに与える影響として、以下のような問題が挙げられます。
1. 集中力や学習能力の低下
脳が十分なエネルギーを得られないと、授業中の集中力が続かなくなります。「朝ごはんを抜いたり、低糖質の食事にして学校に行ったら、ぼーっとしてしまう」なんてことも起こり得ます。
2. イライラや情緒不安定
糖質が不足すると、血糖値が不安定になりやすく、イライラしたり情緒が不安定になることがあります。これが原因で親子関係に影響が出るケースも考えられます。
3. 疲れやすさ・無気力
十分なエネルギーを摂取できないと、身体の動きも鈍くなり、運動や遊びを楽しむ力が落ちます。
4. 成長の停滞
糖質とともに摂ることの多いビタミンB群や他の栄養素も不足し、成長に影響を及ぼす可能性があります。
登校拒否や質的栄養不足との関連性
子どもの登校拒否や不登校の背景には、心理的な要因だけでなく、質的栄養不足が隠れていることもあります。糖質不足により脳や身体がエネルギーをうまく作れないと、無気力感や疲労感が強まり、学校へ行く意欲が湧かなくなることがあります。
また、糖質が不足している状態では、プロテインやサプリメントを摂取してもそれらをエネルギーに変換するための基盤が整わず、効果を十分に得られません。「炭水化物をしっかり摂る」ことは、成長期の子どもにとって絶対に欠かせないのです。
子どもに必要な糖質の具体例
子どもに適切な糖質を与えるためには、以下の食品がおすすめです:
• 白米や玄米:和食にぴったりで消化吸収も良い。

• 全粒粉パンやライ麦パン:栄養価が高くエネルギー補給に最適。

• さつまいもやじゃがいも:ビタミンCや食物繊維も摂れる自然の甘みが魅力。

• 果物:バナナやみかんなど手軽で糖質補給にぴったり。


親が気をつけたいポイント
糖質制限は大人の健康目的には有効な場合もありますが、それを子どもに適用するのはNGです。子どもの食事には、栄養バランスを意識した「適度な糖質」を含むメニューを用意しましょう。例えば、以下のような朝ごはんは簡単で栄養満点です:
• おにぎり(具はツナや昆布)+卵焼き+みそ汁
• トースト(バターやチーズや卵をのせて)+ヨーグルト+フルーツ
まとめ
親が糖質制限をしていると、つい子どもにもその食習慣を押し付けてしまいがちですが、子どもには子どもに合った栄養が必要です。特に糖質は、子どもの成長や脳の発達に欠かせない栄養素です。
家庭での食事に少し気を配るだけで、子どもの集中力や活力が向上し、笑顔の増える毎日を作ることができます。親として正しい知識を持ち、子どもの未来を支える栄養を意識していきましょう!
この記事を通じて、子どもたちの健やかな成長をサポートするお手伝いができれば嬉しいです。読んでいただきありがとうございました!
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たまごごはん
食育栄養コンサルタント/デジタル業界20年
小学2年生の息子を育てる母。自身も小学1年生で登校拒否を経験し、息子も年長から登園拒否に。試行錯誤の末、「栄養が心と体に与える影響」に着目し、改善を実感。2025年に食育栄養コンサルタント資格を取得し、成長期の子どもに必要な栄養を学ぶ。
現在は、登校拒否に悩む親御さんへ向けて、栄養と食育の視点から解決策を発信中。