こんにちは。たまごごはんです。
忙しい日常の中で、栄養素をしっかり摂取することは大切ですが、調理方法によってその吸収率が大きく変わることをご存知でしょうか?
今日は、忙しい中でも手軽に栄養をしっかり吸収できる調理法について、実体験をもとにお話ししたいと思います。
特に、卵を例に挙げて、調理方法による栄養素の変化を見ていきましょう。
卵の栄養素と吸収率の違い
卵は、タンパク質やビタミン、ミネラルを豊富に含む優れた食品です。
特に卵白には良質なタンパク質が多く含まれ、卵黄にはビタミンAやD、E、Kなど脂溶性のビタミンが豊富に含まれています。
しかし、卵を生で食べるのと、ゆで卵や焼き卵にして食べるのでは、栄養素の吸収率に違いがあります。

例えば、生卵では、卵白に含まれるタンパク質「アビジン」がビタミンB7(ビオチン)の吸収を妨げることがあります。
また、生卵を摂取すると、サルモネラ
菌による食中毒のリスクもあります。これに対して、火を通した卵、特にゆで卵やオムレツでは、このアビジンの働きが抑えられ、ビタミンB7の吸収が良くなります。
加熱することで、卵白のタンパク質が固まり、消化吸収しやすくなるため、より多くの栄養素を体に取り込むことができます。

野菜や果物の調理法で栄養素が変わる
卵以外にも、野菜や果物の調理法で栄養素の吸収が変わります。
例えば、トマトにはリコピンという強力な抗酸化物質が含まれていますが、このリコピンは加熱することでその吸収率がアップします。
生で食べるのも良いですが、トマトを加熱してソースにしたり、スープにしたりすることで、リコピンがより効率よく体に取り込まれます。

また、ほうれん草や小松菜に含まれる鉄分は、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップします。
例えば、ほうれん草をサラダにしてビタミンCが豊富なレモンをかけて食べると、鉄分の吸収が効率的に行われます。
逆に、ほうれん草を茹でることでシュウ酸が減り、鉄分の吸収が良くなるので、どちらの方法を選ぶかは目的によって調整することが大切です。


手軽に栄養素を取り入れる調理法
忙しい中でできるだけ手間をかけずに栄養素を最大限に吸収するための調理法をいくつかご紹介します。
1. 蒸す・茹でる
蒸し料理や茹で料理は、栄養素を損なうことなく調理できる方法です。
特に野菜は、蒸し料理にすることで水溶性ビタミン(ビタミンB群やビタミンC)を失いにくくなります。
短時間で調理できるので、忙しい朝にもぴったりです。

2. スムージー
スムージーは、食材を生で取り入れることができるため、ビタミンやミネラルが豊富です。
特に、冷凍の果物や野菜を使うと、忙しい日でも簡単に栄養を摂取できます。
吸収率が良くなるように、少量の健康的な脂肪(アボカドやナッツ、ヨーグルトなど)を加えると、脂溶性ビタミンの吸収も助けてくれます。

3. 低温調理
高温で調理すると、栄養素が壊れてしまうことがあります。
そこで、低温調理がオススメです。
例えば、鶏胸肉を低温でじっくり焼くと、肉の旨味を保ちながら、ビタミンやミネラルを壊さずに摂取できます。

4. 発酵食品の活用
発酵食品には、腸内環境を整える働きがあるプロバイオティクスが豊富に含まれています。
ヨーグルトや納豆、キムチなどを積極的に取り入れると、消化が良くなり、栄養素の吸収をサポートしてくれます。


まとめ
食べ物の調理方法ひとつで、栄養素の吸収率は大きく変わります。
忙しい毎日でも、少し工夫することで、より効率的に栄養を摂取することが可能です。
卵を火を通して食べることでタンパク質の吸収率が向上するように、他の食材でも調理法を工夫することで栄養素の吸収を高めることができます。
毎日の食事に少しの工夫を加えるだけで、健康に良い影響を与えることができますので、ぜひ試してみてくださいね。
どんなに忙しい日でも、栄養をしっかり摂って、元気に過ごせるように心掛けたいですね。
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たまごごはん
食育栄養コンサルタント/デジタル業界20年
小学2年生の息子を育てる母。自身も小学1年生で登校拒否を経験し、息子も年長から登園拒否に。試行錯誤の末、「栄養が心と体に与える影響」に着目し、改善を実感。2025年に食育栄養コンサルタント資格を取得し、成長期の子どもに必要な栄養を学ぶ。
現在は、登校拒否に悩む親御さんへ向けて、栄養と食育の視点から解決策を発信中。